
ここ最近iPadやkindleの話題が絶えないので、電子書籍や出版業界についてちょっと考えてみた。
本や雑誌の売り上げ低迷と共に、本は音楽業界のCDと同じような運命を辿るだろうといった話を耳にする。確かに、電子化の波は確実にやってくるし、音楽業界同様、出版社や権利ホルダーが利益を吸い上げる構造は崩れるだろう。
純粋な著作権者、というよりは音楽や文字を通して表現をする全ての個人が、発表の場を自由に選択できる時代になったことは嬉しい限りだ。更に、TwitterやYouTube、SNSやブログを通して「表現」を世界に流通させることができる。物理的な媒体では不可能だったことが誰にでも実現できるインターネットの仮想空間では、今までのビジネスモデルは通用しない。
しかし、ここで本が無くなるのか、というとそうではないと思う。